pitti2210の日記

続くとは思えない

「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のこと、その他諸々

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本当に今さらなのだけど「機動戦士ガンダム 水星の魔女」を完走した。大変だなあって思いました。

僕はガンダムを通ってなくて、ロボットアニメはエヴァくらいしか観ていないのだけど、エヴァと比べるとガチの戦争や政治情勢を描いている印象があり、学園ものである「水星の魔女」もそれに該当する作品だと思う。その上で女の子2人を主人公に据え、キャラクターものとして展開しつつ、男女の恋愛関係をメインに据えず、多少匂わせるあたりが本当に今っぽいと思う。あれだけ花嫁争奪戦とか色仕掛けとかやってるのに、実際にセックスシーンを描かず、事後を匂わせることなく、子供たちのドラマに仕上げるあたりが、もちろん放送枠の都合があるとはいえ、本当に今っぽい。

日本人にとって戦争はやはり遠い場所の出来事で、普通のサラリーマンの家庭で育てば、よほどのことがない限り暴力とは無縁でいられるだろうし(刑事事件的なことね)、この物語の子どもたちも基本的にはそう。だけど、いやだからこそ決闘という形で擬似的に暴力に振れ、序列を作る様はスクールカーストそのものとも言えるし、それらに勤しみながらも本物の戦争や暴力に触れるとショックを受ける。当たり前だ。我々は基本的に暴力が排除された社会で生きているのだから。その拒否反応は当たり前のことで、だけど暴力が当たり前の世界もこの世には存在し、それらが完全に分断しないために大人たちはいろいろ頑張っている。(そうじゃない大人ももちろんいる)。

まさに世界の縮図のような世界を描いていて、この物語で動かされるキャラクターも、それに一喜一憂する視聴者も、そんな世界を作る制作側も、本当にクソ大変だなあと思いつつ、もう少しシンプルに描けないものなのか?もっとアクションやった方が楽しくね?とは内心思いました。劇場版あたりをお金をかけて良いものを作って欲しいなあ。

 

それとはまったく関係なく、今日は家族の定期検診で、残念ながら新たな病気が発覚しました。ポリープだけど。ただ良いこともあって、去年から闘病していた病気そのものの経過は良好。「むしろ早く見つけて良かったね」くらいのニュアンスで言われたみたいで、とは言え「またかよ」という気持ちと「確かに」という気持ちが混ざって、「まあプラマイゼロかな?」って感じで落ち着きました。良いことがあれば悪いこともある。物事には良い面も悪い面もある。みなさんもお身体にはお気をつけください。健康第一だよ。