pitti2210の日記

続くとは思えない

「VIVANT」4話のこと、今年のライジングに参加しないこと

「VIVANT」4話、化けたねー!「おもしろくなるんだ!?」ってびっくりした。

これまでの「VIVANT」で最も不満だったのは、松坂桃李二宮和也役所広司を出さないことではなく、せっかくモンゴルでロケしているのに日本ドラマでしかない映像を撮っていることでもなく、堺雅人がひたすら凡庸な演技をさせられていることだった。まあ仕方ないよね。だって堺雅人がすごい演技をしなくても阿部寛があの顔と声で全部持ってっちゃうし、現地警察役のバルサラハガバ・バタボルドさんがやたら目力の強い演技をしてるし、どちらかというとリアクション芸というか、受け手としての堺雅人が物語上必要だった。わかるよ。でも二階堂ふみとのロマンスを予感させる必要はあった?そして日本に帰ってきてから堺雅人を働かせる必要ある?警察でもないのに?

そんなふうに思っていたら物語が動いた!!俺たちの堺雅人が帰ってきた!!!松坂桃李がしれっと出てきたのも良かったけど、堺雅人堺雅人してたことがうれしかった。しないわけがない。この予算をかけて。でもする気配がマジで一切なかった。視聴を打ち切ろうか本当に迷ったけど見続けて良かった。「半沢直樹」が好きだった皆さん、4話だけでいいので見ましょう。おすすめです。

 

RISING SUN ROCK FESTIVAL 2023に参加しないことについて少しだけ。

僕は2019年まで13回参加していて、2022年はチケットを買ったけどコロナが蔓延していたのとJTBのツアーが直前で中止になったので結局参加しなかった。身内に高齢者がいるので感染を避けたかったのもあるが、やはりチケットを買いながら参加しないのはつらかった。誰のせいでもないけど。

今年は家族の闘病の関係で見送ろうと思っていたけど、思ったより体調が回復したため参加する選択肢も正直あった。ワクチンも打ってるし、人と喋る予定もないからマスクをつければ多分大丈夫。でもラインナップが全然惹かれなかった。チケットも高い。フジロック並み。迷ったまま放置していたらチケットは完売。行かなくて済んだ。俺が行かなくてもライジングは存続するので安心した。

でもいざ開催日が近づいてくると血が騒ぐ。買っておけば良かったかな?とか、別にライブを見なくても楽しいじゃん?とかいろんなことを思う。多分今後もしばらくそう思うのだと思う。それが嫌なわけではないけど、少しめんどくさい。

 

僕がライジングが好きだったのは、誰とも話さなくても楽しかったからだ。13回参加した中の2回くらいは弟と行ったので毎回1人だったわけではないけど、それでも大半はひとりだった。それが居心地良かった。Twitterの相互フォロワーの方に3人ほど会ったこともあるし、それはとても楽しい時間だったけど、でも一緒にライブを観たりはしなかった。ちょっと乾杯したくらいでそれぞれ好きなものを観に行ってた。

ひとりで参加して楽しいお祭りはほとんどない。近所の神社祭とか街のお祭りにひとりで行って楽しめるものはあるだろうか?僕は知らない。銭湯に行った方がマシだ。ライジングはひとりで行っても観るものがたくさんあった。そういう人たちの支えになるような音楽もあった気がする。去年から行ってないので今がそうでないとは言わない。今もあるのかもしれないし、そう思う人は行くべきだ。

僕はそう思えなくなったから行くのをやめただけです。今のライジングは、ひとりで行くことにあまり向いてない。だったら人と行けばいいのでは?そう言う人は存分に楽しめばいいし、楽しいことは僕は保証します。きっと楽しいよ。でも僕は、少なくても2019年より前から自分向きではないのを薄々感じていて、それが2022年に顕在化したのだと思ってる。

僕はカウンターカルチャーと呼ばれるような音楽が好きで、そういう音楽と共に礎を気付き、そしてメインカルチャーに接近したライジングに何の不満もないけど、今のライジングがカウンターカルチャーと共にあるとはどうしても思えないので、それなら別のフェスに行くし、フジロックにも行ってみたいなあと思う今日この頃です。