pitti2210の日記

続くとは思えない

見てないようで見てること、「サンクチュアリ -聖域-」のこと

今日も暑い日で明後日くらいまでは続くみたいなので、とにかく熱中症予防の観点で動いてる。あまり屋外に出ない、暑い時間帯は避ける、水分補給、冷房の適切な利用など。どこまで効果があるのかわからないけど、今のところ大丈夫そう。私は左腕を痛めて湿布を貼ったら剥がしたりまた貼ったり。いや人目があるとダサいので剥がすけど、痛くなるとまた貼ったりとなんとなく不毛。腕が痛くなると加齢を痛感するけど、よくよく考えたら前から時々やってたので気にしすぎは良くない。

 

イーロンが嫌いなのでTwitterの投稿を減らしてるけど、そうしたらInstagramに比重をおいてたうめもとさんが最近ポツポツ出没していて、ナタリア・ラフォルカデというメキシコのシンガーソングライターの方の2013年のアルバムを紹介していたので聴いたらとてもよかった。

どの曲もよくて逆に推し曲が選べなくて困ってるのでリピートしてる。こういうtwitter、久しぶりで楽しい。

 

Twitter友達でありエゾ先輩でもあるみゆ☆みゆさん(お会いしたことはない。ニアミスはしてるはず)がフジロックに初参加するために湯沢町を訪れていてその様子を見せていただいてるのだけど、エゾ猛者だけあって遊び方が今までTLで見てきた人とどこか違っていて楽しい。普通に旅行されてる。旅行計画のブログ記事もおもしろいのでおすすめです。

miyumanbou.hatenablog.com

Twitter上の会ったことのない友達が楽しそうにしてるとうれしいしそれがTwitterの良さだなあと、比重を減らした今になって思う。まあやめたわけじゃないので普通にいるし見てるのでそんなに変わらないけど。

 

昨夜はNetflixで「サンクチュアリ -聖域-」を完走。3話から8話まで一気見してしまった。

これ今年の日本のドラマで一番おもしろいのでは?と言いたくなるくらいおもしろかったし、何よりしっかり作られていた。

大相撲のドラマなので部屋がある程度作り込まれているのはわかるけど、まさか国技館まで1から作ってしまうのは度肝を抜かれた。サイズはおそらく本物より小さめ。相撲の実際の会場を相撲協会の協力を得た上で借りるのではなく(おそらく不可能だった)、実際に会場を作り、枡席や記者席、解説ブースも用意し、かなりのエキストラも用意し(大相撲ファンなら客席の構成でガチさがわかる)、土俵入りのための化粧まわしまで用意するのはあまりにガチで(本物はスポンサー付きなので借りられないと思う。偽物にしてはしっかりしてた)、こんなのは民放であろうとNHKであろうと無理。Netflixの資金力でもできるものではなく、日本相撲協会こそクレジットされていなかったが、相当な人数の協力者がいて成り立つものだ。美術も「なんちゃって大相撲」と言えるものではなく、極めてガチ。僕は浅い大相撲ファンなので本物との違いを見分けることはできないが、相当の(非公式の)協力を得て、かつ相当入念な取材をしないとこれは不可能だろう。アナウンサーもNHKを退職してAbemaで実況をされてる藤井康生さんだった。インディマシーコーディネーターも就ていた。CG制作会社の仕事も相当で、何から何まで素晴らしい出来だった。

ただ物語についてはかなりのフィクション込みで、舞台となる部屋は暴力要素が満載で、それが序盤に描かれるので正直1、2話は割と苦痛だった。それ以降は、まあ暴力は満載なのだけど、フィクションとして相撲も社会も暴力も政治もエンタメ化していくので一気におもしろくなる。7話は今のところ今年一番おもしろいです。

主演の一ノ瀬ワタルのことは存じ上げなかったけど、脇を固める忽那汐里ピエール瀧染谷将太小雪松尾スズキ笹野高史、岸谷五郎、きたろう、余貴美子(凄すぎた!)は文句なしに最高。ピエール瀧はもう完全にスキャンダル前以上の存在感だったと思う。使えない民放は残念ね。そしてこれまた存じ上げなかったのだけど、脇の脇ながら仙道敦子さんの素晴らしさ!!来年の松本幸四郎版「鬼平犯科帳」で奥方役に名を連ねているのも頷ける素晴らしい演技で、僕はあの場面に震えました。

サンクチュアリ」は日本の相撲の文化を入念なリサーチに基づいて再現した上で、物語自体は「ロッキー」をはじめとしたスポーツ映画の影響に基づきつつ、かつ相撲の歴史や文化、そしてそこから生まれた想像上の政治闘争も盛り込んだ最高のエンタメドラマだと思う。シーズン2、そしてきっといつか作るであろう、Netflix版「火ノ丸相撲」もお待ちしてます!