pitti2210の日記

続くとは思えない

サニーデイ・サービスのライブのこと

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サニーデイ・サービスのライブを観た。「こんな近場に来てくれるなんて!」と思ってチケットを獲ったのだけど、直前に発券したら整理番号2番でびっくりした。こんな番号実在するんだ。

満員ではなかったけど決して寂しい人数ではなかった。意図的ではないと思うけど、新型コロナが流行っていることを考えると理想的な人数だったと思う。マスクをしていない人の方が多く、気にしない人は前方で盛り上がれるし、気になる人は後方でそれなりに距離が取れる。コロナ以降はじめてのライブハウスだったけど、僕にはちょうどよかった。

ただ演奏自体は丁度いいというレベルではなかった。やりすぎ。過剰。無茶苦茶。まず時間から言うと3時間20分ほどでアンコールも2回。記録を取ったわけではないので確かなことは言えないけど30曲は優に超えていた。ただ春頃に行われた「TOUR 2023」を踏襲するものなので、行った人は想像がつくものだと思う。僕は知らなかったので「こんなにやるんだ〜〜」と慄きながら観ていた。

演奏はもうピンキリというか、僕は去年のしゃけ音楽会のトリでサニーデイを観ているのだけど、いわゆるイベントでもほぼ確実に演奏するような現時点での代表曲と言える曲の仕上がりは凄まじいのだが、今回のツアーの発端となるアルバム『DOKI DOKI』の曲や過去のそれほど演奏していないであろう楽曲はわりと雑というか、3ピースらしいラフな演奏だった。ゆったりしていた曲もあったしライブ仕様で荒々しい曲もあった。音が大きすぎて曽我部さんの声が割れている時もあった。でもなんていうか大枠のメロディとリズムだけはちゃんと伝わってきて、で、それが身体を通過するのが気持ちよかった。

ここ数年の代表曲の仕上がりは凄まじくてそれらも後半にしっかり演奏されて最高だったのだけど、そうではない楽曲が良いものもそうでないものも含めて、ロックというか音楽の別の可能性というか、「多くの人に好かれるわけじゃないかもしれないけど、でもこういうものもいいでしょ?」という感じがして、全編を通してずっと楽しかった。僕は初期のサニーデイはあまり詳しくないが、それでも聴いていて初期も最近の楽曲も大きな枠組みの意味において「ロックだなあ」「最高だなあ」と思いながら観てた。

ここ数週間は本当につらかったけど、身体が軽くなった。

 

行きと帰りに別のラーメン屋さんの行った。行く前は蜂屋。昔から好きなお店だけど最近は全然行く機会がない。相変わらずおいしかった。

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帰りは田中貴さんが話してた味特。なぜ道民より精通してるのか謎すぎるけど、この街らしい素朴だけど染みる味でとても良かった。

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なんとなく両方ともチャーシューメンにしたのだけど、普通のラーメンの値上がり幅と比較してチャーシューメンの値上がり幅は小さくてお得な気がして頼んでしまった。実際に得なのかはわからないけどどっちもおいしかったのでよかった。

 

3時間半近くライブを見て疲れたので映画を見る気力がなくなったので銭湯に行って帰った。この日はとても良い日だった。