４年ぶりの日常のこと、「ポケモンスリープ」のこと

子供の頃、自分が住んでいた田舎の町のお祭りは必ず観に行っていたけれど、隣の祖父母が暮らす街のお祭りも観に行ってて、僕は年に3回もお小遣いがなくなるまでくじ引きと輪投げに明け暮れていた。

大人になり、お祭りに興味がなくなり、むしろフェスという価値観が植え付けられ、そしてそれに対する興味さえ薄れたものの、さすがに4年間も日常を奪われたことを考えると込み上げてくるものがある。新型コロナのおかげで2年の開催中止、および昨年の記念行事という名の縮小開催を経ての通常開催。万感、というより物珍しさでちらちら眺めていたのだけど、やはりコロナの傷跡は大きく、かなりの規模縮小となっていた。どうも人が集まらなかったようだ。4年という歳月は重く、世代交代に躓きがあったのかもしれない。

それでも退屈な神社祭がそこにあり、子供や女子高生が遊びに来ていたのをチラ見して、こういう日常って案外大事だったんだなあと思いつつ、クソ暑かったので近くの美術館に避難した。とても涼しかったのでまったく興味のない展覧会を２つも観たのだけど普通に楽しんでしまった。誰一人名前を存じなかったし、歴史に残るような偉大な人は1人もいなかったかもしれないが、それでも彼らには確かな技量を持ち、存在に価値があり、作品を望んだ人がいた。そのことに勇気づけられた。アートってクソ大変だなあと思った。歴史に名を残さなくても我々は存在していい。良いものは良い。どの人の作品もかっこよかった。

Pokemon Sleep、みんなやってる？おすすめです。寝たくなるので。

いろいろ疲れると欲求不満になって、体力回復をしつつ娯楽を摂取して満足感を得ようとし、結果ダラダラと睡眠時間が削られて寝不足に陥る。経験のない人はいないと思う。

しかしこのゲームは、成果を出すためには寝なければならない。娯楽と睡眠を両立させるというライフハックがそこにあり、結果僕は、昨日は早寝ができなかったのだけど、なぜか早起きを実現するということをやらかしてしまいました。完全なる失敗。しかし改善の余地はある。なぜならこれはゲームだから。おざなりにしていた睡眠を遊びにすることで、質を高める努力を積み重ねるという、任天堂、というか株ポケの新たな提案、確かに受け取りました。

ちなみに録音されていた僕の音は小さな寝息で安心した。離れて暮らす弟が時折来ると父にそっくりのクソデカイビキをかくので心配してたけど、幸い自分の寝息は小さいみたい。となると心配なのはエッチな夢を見た時の寝言か。しかしエッチな夢なんて大体忘れるというのに寝言だけ記録されるのは健全と言えるのだろうか。

とかしょうもないことをダラダラ書いてスマン。これからトムクルーズに会ってきます。3時間。クソ楽しみだ！！