pitti2210の日記

続くとは思えない

THE LAST ROCKSTARS「Psycho Love」のこと

昨夜はMステを久しぶりに見た。THE LAST ROCKSTARSとサザンオールスターズが観たかったので。もう少し早い時間帯から観ていればサンボマスターとAwichも見れたのだけど、残念ながら終わっていた。でも女王蜂も観れて得した。相変わらず番組自体は余計な企画コーナーが多すぎてきつかったけど、準備があるから仕方ないのかなあと思ったり、余計な政治力学が働いているのかなあと思ったり。

THE LAST ROCKSTARSはデビュー曲と新曲「Psycho Love」の2曲だった。多少テレビ用に短くなっていたけど、去年の紅白ほど短くもされていなくて満足できるものだった。YOSHIKIが同じ時間帯にディナーショーに出演しているのでバタバタしているのを眺めるのはよかった。

サザンは「LOVE AFFAIR 〜秘密のデート〜」と新曲「歌えニッポンの空」「盆ギリ恋歌」の3曲、しかもおそらくフル尺という破格の待遇だった。コーナー企画で若い人たちが「栞のテーマ」を熱く語っていて本当に知らない世界がそこに広がっていた。俺はネットの音楽オタク以外の人たちが好きな音楽を知らなすぎる。桑田さんの体調は落ち着いているみたいで、年齢を考えると十分元気そうで安心した。「歌えニッポンの空」の歌詞は何度読んでもよくわからないが、「盆ギリ恋歌」で下着姿のダンサーを従えていたのは相変わらずで、怒られないか心配になりつつ、でもうれしかった。

 

THE LAST ROCKSTARSの新曲「Psycho Love」が突如リリースされたことについて少しだけ。

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作曲はHYDE、作詞はHYDEYOSHIKI。一昨日の夜中の突然のリリースで度肝を抜かれたけど、昨日の記者会見の映像を見る限り、11月のツアー告知に合わせたリリースなのだろう。会見のおかげでこの曲がTHE LAST ROCKSTARSが最初に制作した楽曲だということがわかった。HYDEがデモを聴かせたことでYOSHIKIが反応し、バンドが本格始動したとのこと。

去年のティザー公開時では最近のHYDEのEDM的なアプローチが目立つ曲だと思っていたが、よくよく考えればHYDEデュラン・デュランデッド・オア・アライブをルーツに挙げているのでシンセポップやユーロビートには親しみがあるし、考えてみればラルクにおいても「SEVENTH HEAVEN」のような曲を作っていた。その方向性は中島美嘉に提供した「KISS OF DEATH」でも遺憾なく発揮されていたのでその延長上のものだろう。

その土台にYOSHIKIとの共作の歌詞、並びにXでもお馴染みの囁くようなポエトリーリーディングみたいな声、そしてSUGIZOの伸びやかなギターとMIYAVIのアグレッシブな音が同居していて、まあ楽しい。僕はこの曲をデビューシングルにしても良かったとは思うけど、世間的にYOSHIKIっぽい曲で地ならしした上でHYDEのソングライティングをフルに浴びせられるのも悪くない。というか超最高。

また「Psycho Love」は「最高のラブ」というダジャレの要素も少しあると記者会見で語られていたけど、遊び心もさることながら大きなプロジェクトとして真面目に向き合い成功させることに対してYOSHIKIHYDEも共に大真面目で、それが

デビューシングル「THE LAST ROCKSTARS」の

I'll make you fly

Ready to fly high?

という歌詞に、そして「Psycho Love」の

It's time to fly, time to fly high

というわかり易すぎる歌詞に現れている。彼らは大真面目にロックの、ラルクに配慮しているので使わないようにしているとは思うのだけど、ビジュアル系と呼ばれたあの時代のアベンジャーズを目指しているのだ。僕はHYDEが、そしてYOSHIKIがこのような野心を、遊び心を失っていないことがたまらなくうれしい。iTunes Storeではちゃんと1位を獲ってた。本当に偉い。

 

最近は寝る前に「Psycho Love」を聴いたら2時くらいまで寝られなくという悩みを抱いてます。今日は雨だったので朝はTHE LAST ROCKSTARSのライブを見返したりしてました。くそカッコいいのね。今の20代の元ロック少年たちの心にはエルレアジカンがいるのだろうけど、僕の心にはいつだってラルクLUNA SEA、あとB'zがいて、それが動くことは生涯ないのだろう。推しが現役で嬉しい今日このごろです。

「FINAL FANTASY XVI」をクリアしたこと、NewJeansのLollaparooza 2013の映像を観たこと

『FINAL FANTASY XVI』(FF16)をクリアした。プレイ時間は65時間ほど。クエストとリスキーモブは全部制覇したものの、クロノス石塔群は断念。

FFらしい作品だと思うものの、FFというネームバリューの大きなタイトルに向き合うあまり窮屈な仕上がりになっていたと思う。PS5の独占タイトルという側面も関係しているかもしれない。ボス戦、特に序盤の出来はあまりに凄まじく、体験版でもプレイ可能なベネディクト戦はアクション、音楽、演出すべてが滅茶苦茶最高ではあったのだが、その後のシナリオでそれを超えるような体験はついに見つけることはできなかった。

物語は基本一本道。その途中にサブクエストが発生するのだが、世界情勢的にクエストがやりやすそうな序盤は数が少ない割に、切羽詰まっている中盤から後編に山程配置されていて「クエストをやっている場合か!」と突っ込みたくなる。それをこなしたところで経験値やアイテム素材しか得られないのは解せない。おそらく人間ドラマを見せるついでにアイテムを報酬として用意しているのだろうが、いかんせんそのドラマ自体にあまり必然性がなく、全体的に脚本がよくない。

というかぶっちゃけ脚本が良くないのだ。事前にアナウンスされていた通り、今作はクリスタルにまつわる「エネルギー戦争」が大きなテーマになっているのだが、その解決策として主人公が取る行動は「エネルギーを全部使えなくする(世界が滅ぶので)」「国が滅ぼうが知ったこっちゃない」というもので、現実の世界情勢に置き換えると温暖化を危惧する環境活動家が大国をことごとく滅ぼして、薪の時代にまで逆行するというもので、正直共感することはできない。アナーキストにもほどがある。

ただアクション自体は楽しく、またボス戦の音楽と演出は楽しく、また2周目以降はその楽しみが増えるとアナウンスされているので、ハマる人はハマるかもしれない。僕も序盤のモルボル戦はとてもテンションが上った。しかし正直好きなタイプのゲームだとは言えない。

グラフィックの完成度は正直過去にプレイしたゲームの中で一番と言えるものだったし、ロードもありえないくらい短いのはすごかった。大体は楽しかったけど歪な作りなのもまた事実で、考えさせられることも多かったです。

 

NewJeansのLollaparoozaのライブ映像を見ました。朝からタイムラインの人たちがずいぶん観ていてどうやって観れるのかわからなかったけど、どうもアメリカのHuluの映像を横流ししている悪い人がいたみたいでそれを観た。

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不勉強で申し訳ないけど、僕はNewJeansのことがほぼ知らなくて、曲は2曲くらい知っていたけど、メンバーの顔どころか人数すらよく知らない体たらくだったけど、実際に観てみるととてもよかった。

女の子はみんな細くて、メイクがどことなく韓国っぽくて、ダンスはとても上手だけどそれをささやかに見せている。アメリカともJ-POPとも違う振り付けだけど、もしかしたらK-POPの本流からも離れているかも。BLACKPINKとは違う感じがする。あと英語がとても上手。歌はリップシンクが多めだけど、要所要所での歌や盛り上げはよかった。アメリカとか英語圏に対するローカライズはとても丁寧ではあるものの、何より本質的にはK-POP、もしくはそのK-POPの中でもインディ的な作りはかっこいい。ちゃんと歌うけど、歌が強すぎない。音もしっかりしてるけど、マッチョぶらない。繊細というほど弱くない。そういう立ち振る舞いがかっこいい。

 

今日は蒸し暑いので大人しくしてました。

 

 

 

 

墓掃除をしたこと、セブンのビリヤニを食べたこと

早朝に墓掃除をした。移動に30分に実際の作業の30分、その他諸々の作業を合わせても大体2時間というところだけど、とはいうものの結構疲れる。僕が掃除する墓はわりと落ち葉が多いところなので汚れが酷く、またそういう場所なので体力がある程度ないとそもそも来ることができない。なぜそんな場所に建てた?かは知らないけど、まあ昔は平地側はまだ未整備だったし、取得?購入?した時期によると思うけど、将来的に自分が管理する立場になったとき、そしてその自分が高齢化した時に果たして維持できるのか?という疑問はある。考えても仕方がないので考えないが。

掃除は好きなので、掃除自体は全然OK。しかしそもそも墓とは?誰のため?今でもよくわからない。が、わからないほうが幸せなのだとは少し思う。

 

セブンイレブンビリヤニ、なるものを食べました。マンゴーラッシーも飲みました。超絶最高。セブンの弁当と考えると割高だけど、おいしいカレーを食べることを考えるとアクセス性を含めて超最高。毎回買いたい。

 

あと相変わらずFF16をやってます。随分長々やってる気がする。クエストを全部こなして手配モンスターを全部倒したところ。今からラストやってきます。結構ボリュームあると思う。終わったら感想を書きます。

Twitterボイコットのこと、暑いだけの日のこと

昨日の16時から今日の16時までTwitterをボイコットし、普段のやることを粛々とこなし、結果界隈の情報に疎くなったと自覚した。NHKアプリとGoogleニュースはてなブックマークでは拾えない情報がある、ってそれでいいのか?と思うけど、メディアに載らない情報を個人が流しているケースがそこそこあってその欠落はわりと重要だと思いつつ、9割くらいは特に困らないのもまた事実だった。使わないと少し困る。そこそこ日々の楽しさが目減りする。自分の中でTwitterの存在は大きい。だけど絶対というほどではない。分散という時期に入ったことを嬉しく思う。

 

今日も暑い日で、人と「暑いねー」と話して、暑さを実感した。夏バテは少し収まったものの完全ではなく、少し忙しくなると消耗の度合いが大きかった。汗の量が多くて疲れるし、思いがけない箇所に痛みが走ったりする。ちょっとした目の疲れが出たりとか。

明日も少ししんどいタスクが入って今から気が重い。セブンイレブンのカレーフェアのビリヤニが評判いいので食べたい。それ以外に書くことがないのか?と思うのだが、本当に暑い以外書くことがない。あるにはあるけど書きたくないので暑いで終わってしまう。

 

今、UNITED FUTURE ORGANIZATIONというユニット?バンド?の1995年の『Jazzin'』というアルバムを聴いてる。何度かこの人たちの作品を聴いてよくわからなかったけど、今はたまたま楽しめていて好きになれそう。

 

今日でブログが1ヶ月続いたのだけど、それでいいのか?という内容だけど、これで終わります。

#August1stTweetOutDay に参加すること、プレイリストのこと

アメリカ時間の8/1、日本時間でいうと8/1の16:00から8/2の同時刻までにTwitterをボイコットするという運動があるので参加します。ハッシュタグは「#August1stTweetOutDay」です。元々投稿は控えていたけど、今回はシェア機能も用いないし、リプライやリツイート、いいねもやめます。そのくらい怒っているのもあるけど、そういう人たちがどの程度いて、行動がどの程度の意味合いを持つのかを知りたくて。全然大したことがないかもしれないし、そうなると思うけど、とりあえず僕は参加します。何か御用がある方はThreadsやインスタ、メール、もしくはこのブログのコメント欄に書いてもらえれば。まあ明日の夕方には覗くと思うので軽いダイエットみたいなものです。

 

それはそうと8月のプレイリストを作りました。前々からプレイリストを作るのは好きでやっていたけど、4月から毎月作っていてその8月分です。特に縛りはなく、大抵は好きな新曲を入れつつ気分でいろいろな曲を入れています。よかったら聴いてみてください。Apple MusicとSpotifyで聴けるようにしています。

聴いてもらえばわかると思うけどテンション高め。1ヶ月かけて作っていて、大抵は「この曲とこの曲は入りそうだなあ」みたいな感じで楽曲を収集していくのだけどとある夜にプレイリストをいじっていた時に狂気がほとばしり、組み込む予定だった曲をことごとく投げ捨ててとにかくハイテンションなプレイリストに仕上がってしまった。多分夏のせい。お時間がある人は聴いていただけたら。自信を持ってお薦めできる曲しか入れていないのは確かなので。

 

今日はそんな感じです。相変わらず夏バテ気味。テンション上がってビール飲んでさらにテンションが上って睡眠時間が削られるという負のスパイラル。今夜は大人しく休みます。

 

夏バテ気味のこと

夏バテ気味です。身体が重いので運動はお休み。十分動いているので運動量は問題ないと思うけど、とにかく汗をかく。「中学生か!?」ってくらい汗をかくのだけど、一旦かいてしまうと汗が出なくなって「運動すると汗をかかなくなっていいな!」とかドヤっていた時代もあったけど、単に脱水気味になっているだけだとわかったのでせっせと麦茶を飲む今日このごろです。

夏バテだけが要因ではないとは思うけど、私の周りの高齢者も暑さで変なことを言い出すし、こっちも余裕がないのでキレたりするので、本当に暑さってどうしようもない。自分がキレなければいいのが、なかなか大人にはなれないというか、許容量を超えているというか、「キレたほうがいいのでは?」と考えたりする。いやほんと、人と関わるって大変。先人たちには尊敬しかないです。

 

あまり書くこともないので適当に羅列します。

 

「VIVANT」3話、昔の方のインディ・ジョーンズとか、昔の方のミッション・インポッシブルとかが頭に浮かぶのだけど、一方で音楽が徹底してテレビドラマだなあと思う。安い。意図的だと思う。昔の時代劇の方が遥かに優れている。でも惰性で見てる。

 

WOWOWで「FUJI & SUN 2023」を半分くらい見た。ライジングサンでBOHEMIAN GARDENというアコースティック寄りのステージが好きな自分が可視化されたみたいで小っ恥ずかしかった。初日はnever young beach、折坂悠太、ハナレグミ、EGO-WRAPPIN'のAcoustic Set、そしてceroというメンツ。みんなトリができるメンツだけど、家族連れが多い客層のせいか、それとも雨が降っていたからなのか狂気が欠けていた気がする。でも寝ながら見るには最高のイベントだとも思う。後で続きも見る。

 

WOWOWLUNA SEAの「復活祭」を見た。LUNA SEAだなあって思いました。僕が中高生の頃に見た彼らがそのまま、歳を重ねつつも良い意味でそのまま、悪い意味で言うと進歩をあまり感じさせないで(ただし退化も感じない)そのままそこにいて、LUNA SEAだなあって思う。

 

距離感のこと、えいとまん「えいとまん先生のおかげで彼女ができました!」のこと

いつもながら日曜の朝は忙しくて汗だくのまま時間は過ぎ去り、午後からは昨日からやってた部屋のレイアウトを変えていたら暑さでさらに汗だくになって少しバテた。

午後からも最近やっていた作業をやってて、その傍ら8月のためのプレイリストを弄れたのは良かったが、一方でフジロックに対抗して3日間録り溜めていた音楽ライブ映像を消化するという計画は見事に頓挫した。まあそんなことをしなくても気を紛らせられた証拠とも言えるので悪いことではないと思う。

Twitterの名前が変わったのであまり見ないようにしているのもあるし、配信をやめたので影響力が低下したのもあるのかもしれないが、フジロックがよくも悪くも遠い場所の出来事に感じられ、なんなら配信をやってるコーチェラの方が近くに感じられるのだが、それは実際のところ現場に赴かない私との距離感そのもので、北海道から新潟県湯沢町より、アメリカの西海岸の方が近く感じられるのはなんとも奇妙で、だけどテレビやインターネットが距離感というものを劇的に変化させていることの証左でもあると思う。

関係ないけどYOASOBIのライブが見たくて1ヶ月間WOWOWに入ったのでSUMMER SONICSONICMANIAの配信は観れそうなのでそれはとても楽しみ。今の私には石狩湾築港より幕張メッセの方が近いのかもしれない。

 

えいとまんの「えいとまん先生のおかげで彼女ができました!」を読んだ。電子版が同発(成年マンガでは画期的?コアマガでは普通?)だということを知らなかったのもあるが、これは買っておいた方がいいとは思った。

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成年向け作品、というかエロマンガなので万人向けとは言わないが、とても優れた作品であることは疑いなく、何か間違えば伝説となっている鳴子ハナハル先生の単行本の売上を超える可能性さえあると思う。エロマンガの金字塔と言える作品だ。

全5話、表題作のシリーズのみが収録されていて、他の短編は一切ない。表紙にはエロ要素はなく、また帯による煽り文の類のものもなく、なんなら目次すらない。極めてミニマムな作りになのだが、内容に関してはここ数年に発表された作品で今作以上にエロいものはない、とは言い切れないが(それだけ業界が充実してるので)、そう断言しても良いのではないか?と思われるレベルだ。

ヒロインは女子高生でギャル。ビッチ、かつエロマンガオタク。竿役はその学校の教師、童貞。2人はエロマンガを売ってる書店で遭遇し、男の方がその状況に怯えつつも、エロマンガの話で意気投合し、男はギャルに食われる。ただそれだけの話なのだが、雑誌掲載時の全4話に、書き下ろしの1話を加えた全5話で、女の子の過去と恋愛観が徐々に明かされ、また同時に男のコンプレックスと誠実さ、そして揺れ動く感情が丁寧に描かれていて、もちろん端的にエロいのもあるのだけど、毎回濡れ場を描かなければならないというエロマンガの制約の下で、この繊細な現代のファンタジーを描き切ったのは賞賛に値する。

エロマンガが単行本1冊でお話を展開させる作家はその時点で少ないが、男と女それぞれ1人ずつで展開させた例は、ないこともないと思うが傑作に限れば正直記憶はない(今ふと佐伯先生の作品を思い出したけど、あれチョイ竿がでるし)。大抵は女の子が複数人になることでバリエーションをつけるのが基本だけど、今作はたった2人だけで全5話をひたすら読ませてくる。余計な男女は出てこない。

個人的には鳴子ハナハル幾花にいろに続く、10年に1人とも言えるエロマンガという枠組みを拡張する作品だと思う。もし今エロマンガの最初の一冊を訊かれたら、迷わずこの作品を勧めます。部屋に飾ればおしゃれだしね!